大分建設新聞

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折り紙建築教室開く 県建築士会が小学生らに無料

社会貢献・人材育成大分地区
2022年05月26日
 県建築士会(井上正文会長)大分支部は21日、大分市内のアートプラザで2022年度1回目の「折り紙建築教室」を開いた。市報などで公募し、応募した小学生15人と保護者9人が参加。市内だけでなく国東市からの参加もあった。
 進行、制作指導は同会青年部の造形班が担当。県内に実在する建築物を一枚の紙から立体にして作り出す折り紙ワークショップは、県立美術館「OPAM」、富貴寺など誰もが知る有名建築物の図面の中から、参加者が挑戦したい作品を選んで制作に取り組んだ。
 また同日は、高校生・一般を対象とした「磯崎建築を学ぶ講座」も実施。市内の高校生13人と一般10人が参加した。野口浩平青年部副部長(㈱佐伯建設)と小田部維氏(㈱大有設計)が講師を務め、県出身の建築家・磯崎新の功績などを紹介した。講座後半では、磯崎建築の代表であるアートプラザ(旧・県立大分図書館)を実際に見学しながら、学びと理解を深めた。
 野口副部長は「身近な建築の世界に触れてもらうきっかけ作りを、今後も続けていく。またアートプラザとの連携を強化し、建物を知っている人を増やし、魅力を伝えることで、この建物を残す活動の一助としたい」と述べた。
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