大分建設新聞

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ICT施工を身近に 古城が試乗体験会無料

行事・講習会・表彰大分地区
2022年05月18日
 建設・測量のICTソリューションなどを提供する㈱古城は、6月10日まで県内各地で、小規模現場でもICT施工ができる「杭ナビショベル」の試乗体験会「杭ナビショベルキャラバン」を開いている。
 杭ナビショベルは、測量機器のトータルステーション「杭ナビ」を活用。「杭ナビ」をセンサーにし、ICT油圧ショベルの位置と向き、バケットの刃先位置などを算出して施工を行う。
 また、大規模土工向きのGNSS(全地球航法衛星システム)と比べ、▽上空視界に左右されないので、住宅地やトンネルでも施工ができる▽任意座標現場で作業が可能▽ローカライゼーション(現地座標変換)の作業が不要▽導入費用はGNSSの半額以下―などのメリットがある。また、メーカー・サイズを問わず、さまざまな油圧ショベルに機器を装着できるという。
 17日、最初のキャラバンが日立建機日本㈱大分営業所で開かれ、10社約30人が参加。県内のICT活用工事の状況、GNSSと杭ナビを使ったICT施工の違いなどの説明を受け、実際にICT油圧ショベルに搭乗して操作を体験した。
 今後のキャラバン開催は次の通り。申し込み、問い合わせは同社(℡097〈533〉1196)、またはホームページまで。
▽5月=20日(佐伯会場)、24日(竹田会場)
▽6月=3日(日田会場)、7日(中津会場)、10日(杵築会場)。
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