九重町の㈲吉武建設は４月27日、玖珠町の「ホテル清流」跡地に同社が施主で建設したホテル「メサ・ビュート」の落成式をした。玖珠・九重両町の建設業界、行政関係者など約１６０人が出席。
　式前に、ホテルの食堂で竣工祭が開かれ、吉武建設の吉武勝広代表取締役、設計者の㈲尾方設計（玖珠町）の尾方秀則代表取締役、施工者の新成建設㈱（大分市）の藤田三吉代表取締役が玉串をささげ、工事の無事完成に感謝した。
　落成式では、吉武代表取締役が「コロナ禍など、不透明な時代ではあるが、将来を見据えて玖珠・九重両町の活性化に取り組んでいかなければならない。社員一同、精一杯努力していく」とあいさつ。
　宿利政和玖珠町長が「さまざまな取り組みや施策の中で、ホテルと一緒に町づくりと元気づくりをしていく」、日野康志九重町長が「コロナ、豪雨災害、人口減少など暗い話題が続くが、新たな観光拠点ができたことは喜ばしい」などと来賓祝辞を述べた。　
　そして吉武代表取締役が尾方代表取締役と藤田代表取締役、新成建設の工事関係者へ記念品を贈呈。ホテル前で関係者によるテープカット、内覧会があった。
　ホテルは玖珠川沿いに建設され、Ｓ造５階建て延べ１４１１・49平方㍍。１階に天然温泉の大浴場とレストラン、２階から４階までが客室、５階に玖珠町が一望できる貸し切り風呂が２室ある。５月２日から宿泊可能で、問い合わせは同ホテル（℡０９７３〈72〉７７８８）まで